序章2

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命令を受けた後陸と信忠は、部隊を整え明日に備える為に去っていった。 シー「全く貴方という方は。」 陸達が去り、呆れた様に言うシーに、ロバートが返す。 ロバート「陸と信忠の相性わ良いぞ、もし2人で上手く動いてくれるなら、戦略の幅が広がる。それに成長させるなら、実戦が一番だ。」 シー「わかっていますよ!だからと言ってこんな大事な時にわざわざする必要があるのですか!」 ロバート「こんな大事な時だからこそ成長が必要なんだ。まぁオワードに聞いた限りそこまで強い魔物わいない様だからそんなに心配する必要も無いさ。」 シー「貴方の首には、ラウンドの国民や今回仲間になった魚人達の命がかかっている事をお忘れなく。」 そう言って言葉を閉めるシーに、 ロバート「ああ、分かっているさ。」 と返すロバート、そして軍議をさらに進めた。 ロバート「ゴンザレス地図を!」 ゴンザレスが広げた地図を囲むロバート達、 ロバート「オワード、まず始めに古龍の進路を教えてくれ。」 出された地図に駒を置くオワード、その駒を動かしながら言葉を発する。 オワード「古龍の進行は、南東から始まり、このオアシスを通り火山へ向かう。南東に何が有るのかわ解らないが出現する方向わ決まっている。」 オワードの動かす駒の範囲わ広く、ロバート達の築いた砦が既に二つ範囲に入っている。 そもそも古龍の糞があった場所だ、こうなる事わ想定していた。 シー「やはり、オアシス以外の二つの砦も防備を整えないといけませんね。」 想定していた事でわ有るが、やはりこれは厳しい条件になるだろう。 時間も防備を固める材料も全てが足りないのだから。 オワード「そうでも無いぞ。」 オワードの言葉に反応するシー達、 オワード「塩湖の周りでは、古龍わ極力戦闘をしない。雨季が来てもその塩分量から魔物が多く増えず、狩をしても十分な食料が得れないと分かっているのか、それとも他に理由があるのか、その辺りわ定かでわ無いが、ただ通り過ぎるだけだ。余計なちょっかいさえ、かけなければどうと言う事わ無い。」 嬉しい誤算に、塩湖辺りの二つの砦を心配しなくてすんだ。 シー「成る程、ならばこのオアシスの強化・対策を進めましょう。 」 シーの言葉を聞き各自頷く。 シー「まず結論から言わせて頂くと、全ての古龍を撃退する事は厳しい。」
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