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……………
子供はまだ作っていない。
そんな馴れ初めで、カレカノ期間が皆無だったから、
“もう少し2人でいたい”
というのが彼の希望だった。
『私は別に構わないんだけどなぁ…』
然り気無く希望を仄めかした燈子に、
『出来たら、デキなくなるだろう?』
と冗談めかして彼は笑った。
オソロしいのは彼の場合、案外それが本音かもしれないということだ。
_はっ、イカン_
回想に耽っていた燈子は、気がつけば、お日様の位置が高くなっているのに気がついた。
_いけない、
今日は
バイトの面接だっ!_
ノンビリしてはいられない。
燈子はパンツを握り締めたまま、急いで部屋の中へ戻った。
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