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「私の瞳……、気持ち悪く…ない…の?」
「ないよ。」
即答。
男は穏やかで優しい顔を私に向け、
「どこが、気持ち悪いの?…」
そう言って、私の両頬を、大きな掌が包んだ。
少しひんやりする手なのに、包まれた頬から
温もりが伝わってきて、
「ヘーゼルの瞳、めちゃくちゃ魅力的じゃねぇか。
こんなキレイな瞳、オレ初めてだわ。」
極上に甘くて優しい声音で、
それと同じくらいの表情で微笑んでいる、男。
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