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「っ!!!」
上半身裸のままの男の姿を見て、
慌てて、手当ての続きをし、
男の服を洗濯すると伝え、
常時置いてあるスウェットに、着替えてもらった。
「しばらく、ここで休んでいきなよ。」
「舞蝶ちゃんは?」
「帰る。」
「淋しいなぁ~。
一緒に、寝てかない?」
ニヤリと悪戯な顔で言ってくる男。
冷静になった私は、もうそんなからかいに、ノセられないから!!
「あんたさ、睡眠不足なんじゃない?
“独りで”ここでゆっくり寝てきなよ。」
いつもの無表情で冷たく言い、
部屋を出ようとドアノブに手をかけたところで、
「舞蝶!!!」
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