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「あっ……ああっ……」
たまらなくなって雪人は大きく仰け反った。顔を上げた寿夫がにやりと笑う。
「どうだ、これでもまだ寝るって言うか?」
「……寝るッ!!」
「強情だなぁ……」
寿夫はそう言うと再び顔を埋めた。舌先で刺激を与えながら、雪人の根元をぎゅっと握り締める。
「あっ……やっ……福島……あっ……」
雪人の前後に激しい愛撫を与えながら、解放はさせないつもりらしい。それもこれも意地を張る雪人がいけないのだが。
「いやっ、福島っ……おねがっ……あっ……おっ……おかしくなるっ……」
「どうする今宮、どうして欲しいかちゃんと言えよ」
にやにやして覗き込んで来る寿夫に腹が立つのは立つが、体はもうどうにかなってしまいそうだ。
「い……れて……」
「ちゃんと言えって」
「い……いれてくれ……」
「頑固者め、最初から素直にそう言やいいのに」
素早く衣服を脱ぎ捨てた寿夫が、脱力している雪人の服をひっぺがす。
雪人の体とひとつになるそれは熱く滾っていた。
「あっ……ふくしまっ……ああっ……」
焦らされた雪人の体は、寿夫の僅かの動きで弾けてしまった。
「今宮……早ぇよ……」
「うっ……うるさいっ……」
雪人はぷいっと顔を背けた。
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