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「センター長のせいではありません!
謝らないで下さい。それに私、大丈夫ですから。
体調も全然平気ですし、このまま業務を…」
続行させて下さい。
そう伝えようとした時、再び冷たい声色が響く。
「その状態で仕事を続けられても迷惑だって言ってるんですよ。
会社に不利益を被らせては困りますから」
楢崎くんはそう言い放つと、私とセンター長を残して、会議室から出て行ってしまった。
最後まで、私は彼の目を見ることができなかった。
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