15.あなたの温もり

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「センター長のせいではありません! 謝らないで下さい。それに私、大丈夫ですから。 体調も全然平気ですし、このまま業務を…」 続行させて下さい。 そう伝えようとした時、再び冷たい声色が響く。 「その状態で仕事を続けられても迷惑だって言ってるんですよ。 会社に不利益を被らせては困りますから」 楢崎くんはそう言い放つと、私とセンター長を残して、会議室から出て行ってしまった。 最後まで、私は彼の目を見ることができなかった。
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