15.あなたの温もり

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「迷惑とかそんなことを言っているんじゃない! 僕は君が心配なんだ!」 センター長の声が会議室内に響き渡る。 私は息をのんで、センター長を見上げた。 「神谷センター長…」 こんなに声を荒げて、真剣な目で訴えるセンター長を目にしたのは初めてだった。 「…ごめん。驚かせてしまって…」 「…いえ、私こそ心配して下さったのに、聞き分けが悪くてすみません…」 「そうじゃない! …そうじゃなくて…」 センター長の瞳が切なく揺れている。 「僕は…僕は、君のことが…」
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