0人が本棚に入れています
本棚に追加
「仕方ないか……」
と肩を落とすような姿が、なんだかしのびがたくも感じる。
すると、「あっ」と言う声とともに、カブトムシが飛び立った。
嬉しがるのはカズノスケだ。キャッチすべくジャンプをするなり、飛び去ろうとするカブトムシを、一直線に追いかけるなり、脇目もふらず、カブトムシに集中している。
いやがおうでも捕まえようと、ワン・ワン・ワン・ワン・ワン、と世界はカズノスケで一色なのだ。
猫のように追いまくるカズノスケを初めてみた。
最初のコメントを投稿しよう!