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何か引っかかる。
四区は、人体実験で他の生物と混じった子供が多かった。
それは、左々と大きな違いはないのではないのか。
俺たちが、発情期に免疫があるのは、四区に近いせいではないのか。
幼少期にできる免疫と、四区にいる子供達の異能は、関係している。
そして、印貢のルーツも混じりなのかもしれない。
「ホー、実験をしなくても、あの港の子供にいるかもよ」
ホーは起き上がると、春留を凝視していた。
「その兎、混じりなのか?」
「ただの兎です!」
甲板に出ると、携帯電話の電波を探す。
やっと電話のかかる場所を見つけたと思ったら、ホーの部屋に戻っていた。
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