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船自体が、港に向かっていたらしい。
「名護、死霊チームの成長の早い子供を集めて欲しい。もしかして、発情期がある」
「印貢先輩、今、何時ですか?家に帰っていないというのは、本当ですね」
名護の傍で、女性の声が聞こえていた。名護も彼女といたのかもしれない。
でも、俺もそこで諦められない。
「ホー、二人分の、夜行バスのチケットと、某超有名遊園地のチケットと宿泊用意して」
「宿泊……って、泊まりなの」
俺が頷くのを見ると、ホーはしょんぼりしながらもチケットの手配をしていた。
「名護、聞こえたか?彼女と行ってきていいから」
「印貢先輩と行きます!死霊チーム全力で頑張ります!」
名護のやる気というのも、初めて聞いた気がする。
そんなに、遊園地に行きたかったのか。
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