第六章 ジャッカロープ 三

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「……ありがとう春留」  春留が、俺の肩に乗ると小さくなった。 同じように生まれたというのに、春留は兎の姿であった。  しかし、集められた子供は、本当に俺よりも年下なのであろうか。 一人が、俺を片手で持ち上げていた。左々でも驚いたが、腕力も半端ない。
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