第六章 ジャッカロープ 三

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「寒そうなので、コートになったそうです」  名護も、苦労が絶えないということは分かった。 「ホー、この子供?たちには、多分発情期がある」  一番小さい子が、熱を出していた。 熱があるならば寝ていた方がいいと手を出すと、発情期であった。 「小さいと言っても、印貢先輩よりも大きいですけどね」  周囲が皆巨人になってしまって、目測が分からなくなってしまった。 「ホー、この子の汗で、今回は凌げるな……」  ホーは自分にワクチンを投与してから、子供に手を差し伸べていた。 「そうね、試してみます」  ホーが船に戻って行こうとして、再び戻ってきた。
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