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眠りたいと部屋に戻ると、春留は既に眠っていた。
携帯電話を見ると、ホーから、どうにかなったとの連絡があった。
ホーも無事でよかった。
畳に布団を敷くと、転がってみた。
やはり、人体実験は間違っている。
でも、俺も本来は生まれない、佳親と季子の子供であった。
「母さん……」
春留が寄ってくると、俺の隣で止まった。
春留は、何から生まれたのであろう。
春留の孤独も、果てしない。
「春留、ジョッピングセンターで、おいしいキャベルを買ってくるね」
春留もよく活躍してくれた。
人の遺伝子を持つ生き物、それは、本当に生存しているのは三体であるのか。
春留の知らないどこかに、まだ生存しているのではないのか。
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