158人が本棚に入れています
本棚に追加
それで終わりかと思っていたら、夫婦喧嘩をした藤原の父、将嗣も来ると言い出し、
マイクロバスと運転手の手配までしてくれた。
「……何のツアーですか……」
あり得ない状況だが、墓参りだというのに、大人数になりつつあった。
そこに、商店街からも行きたいという人が数名加わろうとしていた。
かつて母が天神で暮らしていた時の、友人たちであった。
学校の教室で、俺は机で眠っている相澤に話しかけていた。
相澤は、学校に潜入捜査で来ている刑事であったが、
その事実は、ここでは俺しか知らない。
潜入捜査と言っても、学校内で発生する事件、事故をリサーチしているので、
特定の事件を追っているわけではない。
最初のコメントを投稿しよう!