第1章 常識?ナニソレオイシイノ?

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こんにちは、俺の名前はラダ・エルト、普通の魔法使いだ。 魔法使いってのは、色々な現象を魔力で起こす事に長けた奴らの事で俺もその中の1人って訳だよ。 魔法は人によって色々と起こせる現象が変わってくるから昔は、 「成程、貴方の魔法は自然魔法に分類される火炎魔法ですね!! 正体が分かればこんなもの私の精神魔法に分類される幻覚魔法の敵ではない!!」 とかを、俺の知識凄いだろ的な感じで決闘中とかに言ってたんだけど、 時間が経つにつれて分類し難い魔法とかも出てきたり、自分の魔法をバラしたく無い奴とかが脳筋剣士並みに物理特化し始めたせいもあって、 今時だと、喋ってる暇があるな斬り殺せって感じの時代になったんだよね。 だから、格好つける所が知識披露から職業名に移って今じゃ、 「俺はフレイムソルジャーやってるもんだが、さっきからのを見た所あんたは、フェイクマジシャンって所か? 残念だったな、幻覚なんて使う暇も無く焼き斬ってやるぜ!!」 てな風に、皆んな各々自由に自分が格好良いって思う(俺はそうは思わない)感じに職業に名前付けてる。 いやー、只の魔法使いには生きづらい世の中になったもんだよホント。 あんな恥ずかしいの自分で決めて名乗るとか無理だわー。
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