第1章
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立てた膝から脚の付け根に向かって手を滑らせると、 投げ出されていた指が痙攣して褥に爪を立てた。 片方の膝裏に身体を滑り込ませた晴明が、 その足を肩にかける。 そのままぐいと膝が胸につくまで身体を折り曲げた。 大きく開かれた双丘の奥に指を這わせれば、 赤い唇が噛み締められる。
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