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「それで、魔法。まー魔力に関してもあまり干渉は出来ないんだ。もーここにいる時点で君の体には魔力の器が完成している。しかも、僕の神力の影響を受けてここに来ているせいで人間の限界量は遥かに超えた魔力を宿してるから心配入らないさ!」
いや、んなこと元気に言われても困るんだが、っていうよりここまでで、お前ほぼなんもできてねぇじゃん。
今思ったのは俺そんなに素でチートだったのかよくらいだわ
「そしてこっからだよ。君には人間の歴史上失われてしまった、君にしか使えない魔法を与えよーではないか!」
腰に手を当てドヤ顔でそう言い放つゼウス
どの程度すごいのか皆目検討がつかん
が、俺にしか使えない魔法っていうのは何故だか俺の心を擽るものがある
「詳しく聞こうか」
「魔法にはね、下級→中級→上級→最上級→絶級→神級ってクラス分けがあって上がる事に威力も消費量も大きくなっていくのさ。君に与えるのは禁忌級魔法。人間の歴史にはもう古文書さえも抹消された古の魔法さ!」
禁忌魔法。そのまま読んだら使ってはいけないことを意味するが、平気なのか?
「禁忌っていうくらいだから危険だとか代償がとか考えてない?そこは大丈夫だよ!通常の人間にはかなり負担がかかるけど、君にはノーリスクでポンポン撃てるようにしておいたからさ!」
そ、それはすごいな。
「その禁忌魔法とやらはどのくらいすごいんだ?」
禁忌魔法というくらいだ。かなり強いことは聞かなくてもわかるのだが
「禁忌は本来、人間が太刀打ちできないドラゴン種族の敵と対等に戦うために自らの体を犠牲にして使う魔法だったのさ」
だから、禁忌なのか…なるほど。
「ドラゴン種族は魔族の頂点。魔王ですら対抗できない相手だ。文字通り、天敵なのさ」
「おーけーだ。そこまで分かれば行こうじゃねぇか。あとは俺自身がすべて身につけてみせる。」
俺の意気込みを聞きおぉーと関心を露わにする
「なら、君には奏汰くんが召喚されたリオン・グローシアへ行ってもらおー。何か動きをつかめばこちらから連絡をするからさ!」
親指サムズアップで歯を光らせハニカムこのイケメン。激しく殴りたい
「わかった。やってやるよ。俺の異世界ライフ」
「じゃー、頼んだよ翔君。君に託す!」
任せろ。俺のファンタジーライフ。とくとご覧あれ
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