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ーside 翔
はいはい。視点戻りまして、俺こと天海翔は第二の人生を歩む分けですが
何でスタートがさ
「おぉおおぞらぁぁぁぁにいいぃぃい!?!」
絶賛、異世界の大空を羽ばたいております、もとい落ちてます。
「クッソあの神次あったら覚えとけよぉぉぉおおおぉ!」
せっかくの大空なのでめいっぱい叫ぼうかと思っただけです
っつーか、どうしよう。唐突に頑張って!って落とされたと思ったら大空にいたとかほんと、笑えないんだが
……っは!?よく考えたら魔法があるじゃん
しっかし、魔法の知識なんて……ん?何か色々頭に流れ込ん…ほうほう。なるほどなぁ
一人で何をと思うが、禁忌魔法の情報が突然頭に流れてきたのだ。かなり事細かにな。
名前と、魔力量、性質から使い方、どういう場面で使うことがオススメされるかなどクッソ細かく流れてくる。
それじゃ、異世界最初の魔法。試すとしますかね
「飛翔しろ【シルフィードウィング】」
突如、俺の背中から精霊を思わせるような羽が生え、落ちるのみだった俺の体を支え滑空する
ほほー。飛べるとなかなか風が気持ちいいな。
なんて思ってる場合じゃないな。まず街を見つけなくては
思考に従い、広い大空を飛び回りながら街を探す。
「見つけたって、遠すぎだろ。なんつうところに復活させてくれてんだあの神は」
俺の視界には遠くの方にぼんやりと街が見えた。
まぁ、近くまで飛んでいけばそんなに時間はかからないだろう。
それじゃ、近くまでは飛んでいきますかね
すっかり飛ぶことにもなれ、俺は勢いそのままに遠くに見えた街を目指し飛翔する。
しばらく飛んでいたが、地上は見渡す限り森林が続いていた。
そして、ようやくハッキリと街の造形が見える位置まで近づくことが出来た。
「おぉー、これはでかい。王国とかそんなやつか?」
まさに、反映都市!って感じの大きな壁や、中性的な建物の数々が建ち並んでいることがわかる。
「さて、ここからは歩きますかね」
こんな姿を見られでもしたらいきなり怪しい男スタートになっちまう。
「いよっと。うし、レッツゴー」
スタッ!と軽やかに着地し、今度は羽ではなく足を動かす
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