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名前:天海 翔
性別:男
年齢:18
魔力量:わからない
属性:知らない
スタイル:
スタイルってなんだ?何のスタイルだ?モデルさんか?じゃなくて
頭の中が疑問で埋め尽くされていた俺は素直に聞いてみることにした。
「ミリア。このスタイルってのはなんだ?」
「あ~それね~討伐系依頼とかで敵と戦うことになった時の主な手段だよ~。近接戦闘なのか~魔法で遠距離か~って感じかな~」
なるほど。戦闘スタイルのことか。
俺はどちらかといえば近接戦闘向きか。
なんたってしょっちゅうDQNとの喧嘩に巻き込まれてたからな
スタイル:近接戦闘型
「ほい。書き終わったぞ」
ペンを置き
渡された紙を受付のお姉さんに手渡す
「それじゃ確認するわね。……魔力量属性不明っと。ソラ君魔力量と属性を測るから付いてきてちょうだい」
言われるがままお姉さんの後に続く。
「マスター?いる?ギルド登録の子が来てるわよ」
着いたのはマスター室という、札のかけられた部屋の前だった
受付のお姉さんはノックしながら扉越しにいるのであろうギルドマスターに声をかける
「おー、勝手に入れー」
失礼します。と、受付のお姉さんは丁寧に扉を開き、中へと入る。俺もその後に続く
「こちらが今日ギルド登録に来たソラ君よ。魔力量と属性が分かっていないから測らせてちょうだい」
「そうか。よく来たな。俺はここ深紅の牙狼のギルドマスター。ウォレン・ガイストだよろしく頼むぞ」
俺よりも5cmほど高い身長、ガタイもよく、しかし無駄な筋肉というものは無い。
引き締められたいい鍛え方をしたのだろう。逞しいその肢体は戦士そのものだ
「天海翔だ。ソラでいい。」
差し伸べられた手を握り返し、自己紹介をする。
「さ、じゃあ魔力量と属性を調べましょ」
パンと手を叩き、さぁさぁと催促
受付のお姉さんの方を見るとそこには既に計測用なのだろう水晶が台座の上に置かれていた。
「はいソラ君。この水晶に魔力を流してみて」
俺は言われるがまま水晶に触れ、目を閉じ意識を集中させる。
軽く、水を数滴だけ落とすように魔力を流すと水晶は眩い光を発し、その光が収まるとそこには文字が浮かび上がっていた
「魔力量は……120万、属性は水、闇、破壊ね。」
魔力120万か。……うん。多いのか少ないのか全くわからん
「120万か。まぁまぁだろうな。しかし稀少属性持ちとは血が騒ぐじゃねぇか」
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