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とある日
いつもの時間に起き、いつもと同じように朝食を食べ、いつもと同じように支度をし、いつもと同じように学校へ
どうも。この作品の主人公こと天海 翔(アマミ ソラ)高校3年だ。
誰に自己紹介をしてるんだ?っていう発言はいい。分かってる。皆までいうな
靴を履き、玄関の扉を開け外へ。
はぁ……朝一で嫌いな奴に出くわす気持ちってみんなはどう思う?
心底不快でかつ、一日のやる気を根こそぎ持ってかれるよな。
まさに今の俺だわ。
「おはよう翔。一緒に学校行こうよ!」
朝から我が家の前で俺を呼ぶこいつ。名前は佐倉 奏汰(サクラ カナタ)同じく高校3年で、非常に非情に残念ながらこいつは俺の幼馴染みである。
まぁもっとも。俺はこいつのことが大っ嫌いなのだがな。
「…………」
俺は相手をすることなくスタスタと歩みを進める。もちろん。見ないふり聞こえないふりだ。
「ちょ!ちょっとちょっと!翔!無視しないでよ!一緒に学校行こうよ!」
「そうよ!無視するんじゃないわよ!天海の癖に!」
「天海君。折角一緒に行こうっていてるのにそれは酷いよ!」
「少しは奏汰君の話を聞いてあげてもいいのではないかしら?」
そして、周りでうるさいこのクソビッtーーもとい女共は奏汰の取り巻きA、B、Cだ。名前は……すまん覚えてない。ってか覚える気さらさらなかったわ
見てわかるとおりこいつは鈍感ハーレム主人公という王道を貫き通す完璧イケメン野郎なのだ
「うるさい。鬱陶しい。邪魔。よってお前らを無視する。以上」
口々に言われる文句をバッサリ切り捨て、俺は両耳にイヤホンを着け、愛用の音楽プレーヤーで音楽を流す。
未だギャーギャーと騒ぎ立てているが、ガン無視。
近所迷惑にならんことが理解出来んのかねあのビッチ共は。
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