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学校へ着いた俺は自分の教室のドアを開け中へ。
「はよーっす」
「お、はよー翔……って何だよ。いつも以上にやる気なさそうだなw」
俺の挨拶に真っ先に反応したこいつ。俺がこのクラスで一番信用している、真田 郁人(サナダ イクト)
こいつとは中学からの友達だ。 こいつは、男兄弟の長男で面倒見がよく聞き上手。この学校で相談事するならこの人ランキング毎年1位を独占中の優男だ。
「あぁー、朝っぱらから会いたくないやつに出くわしてな」
「やっぱそうかwってかむしろ、それしか理由ないかw」
ヘラヘラと俺を見ていう郁人。
キーンコーンカーンコーン
っと、しばらく喋っているとチャイムがなる。
「はーい。みんな席に座ってー、出席とってHR始めるわよー」
チャイムと同時に教室へ入り手を叩きながら生徒を促す担任。
出席を取り、特に何も話すことがないのか、僅か2分ほどで終わったHR。この担任もなかなかにやる気のない人だと思う。
まぁグダグダと授業シーンは書く必要を感じないので割愛しよう。
作者がこんな怠慢してていいのか?それは聞くな。作者は頭が悪いんだ
(うるせぇ誰が馬鹿だ……あ、俺だ)
分かればよろしい。
ということで放課後。
「じゃ、俺今日寄るとこあるからw先行くわwじゃな翔」
「おう。またな郁人」
今日も一日が終わり学校に長居する理由もない俺は、さっさと昇降口を出る。
「あ!翔!帰りこそは一緒に帰ろ!」
が、またまたタイミング悪くこいつだよ。
一体なんなんですかね?こいつは俺のストーカーかなにかですかね?
やめてくれマジで悪寒がするから
「嫌だ。邪魔だ俺ひとりで帰る」
誘いを一言で断り、横を通り過ぎる
「ちょ!いつも通りだけど酷い!?いいじゃん!帰ろ!」
ぬぁぁあうぜぇ!邪魔だくっそ!
こいつは昔からこうなのだ。一度自分でこうしたいと思ったことは相手の反応がどうだろうとやらなきゃ気がすまなくなる。
迷惑極まりないッたりゃありゃしない。
「チッ、クソがボソッ勝手にしろ」
「今本気の舌打ちだったよね?!ぁって待ってよ翔!」
俺は悪態をつきながら、どん底テンションで家までの道を歩き始めた。
あーイライラ☆
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