最後にもう一度

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本当は、彼の一番でいたい。 他の女性客と同等な立場じゃなく、店を出てからも一緒にいられる優位な関係に。 「当たり前だ。 大事な客を邪険になんてしねぇから。」 口元を緩ませ、必死に笑顔を作ろうとする。 不器用な彼なりの愛情表現。 朝が来るまでは、きっとまだ、私たちは大丈夫だ。 「ベッド……行く?」 言葉じゃないものでお互いの気持ちと意思をしっかりと再確認した。 この盛り上がりのまま、離れなければならない時まで彼の傍に……─── 「ああ、そうだな……。」
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