第一章・出会い

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第一章・出会い

「書き出し小説」とは… 天久聖一(あまひさマサカズ)さんが 提唱した(…と思われます。Wiki無し) 架空小説の冒頭の一文「だけ」を切り取った この世で最も短い小説のジャンルです。 書き出しの後は、読者の皆様の想像力に任せ 何が起こり、どうなったか…?と続くような 世界観に誘(いざな)ってくれるだろう。 詩とも、ポエムとも違う世界感があるようだ。 過去の文学人の代表作を例に出すと… 吾輩は猫である。名前はまだない。 (吾輩は猫である/夏目漱石) ある日の暮方の事である。一人の下人が、 羅生門の下で雨やみを待っていた。 (羅生門/芥川龍之介) …となる。場合によっては、シュールになり 「一言ネタ」のようにもなる恐れもある。 俳句や短歌と違い、文字数の縛りは一切無い。 「どれだけ気になるか?」 「続きが気になるか?」を基準に ただその一文から広がる世界を 堪能してみると、いいだろう… (文章の前後や、情景を想像して読んでネ) 君の脳は、新たな刺激を受ける事になる…
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