epilogue

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「人間は馬鹿な生き物だ」 せっかく我が、まだ間に合うところまで巻き戻してやったのに、同じことを繰り返すなんて。 危ないからここは電信柱鬼ごっこはやめよう、寄り道しよう、など、二人が無事でいられる選択肢もあったのに。 復讐に心を捕らわれた証拠だな。 でも未来は変わったようだ。 我の見ている先には、三咲という人間がいた。 「三咲、一緒に帰ろう」 「ごめん、由美。 私、あーちゃんのお葬式に行く」 「え! どんな心境の変化よ、それ。 あんなにもウザいって言っていたのに」 「遅すぎるけど、失って初めてあーちゃんのことが大好きだったって気がついたから」 「ふーん。 ま、良いわ。 じゃあね」 「うん。 バイバイ」 アイツのしたことは無駄ではなかったようだ。 「ねぇ、あーちゃん。 生まれ変わったらまた友達になってくれますか」 fin
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