ペットがいる幸せ

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「おやすみ」  ポツリと呟いた程度の小さな言葉すら、ちゃんとキャッチしてくれたオウムは、パッと毛繕いを止めて俺の顔を見た。 「オヤスミー」  本人は、きっと意味も分からず俺の言葉と同じ言葉を返しているだけなのだろうが、それでも、小さな呟きにすら反応して、「オヤスミ」と返してくれるのは、嬉しい。  心に温かいものが込み上げてくるのを感じながら、俺はスイッチを切ろうとしてピタリと手を止めた。
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