黒瀬真夜(くろせまよ)

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その男は自分の定位置と言わんばかりに窓側の最後尾にある四人掛けのテーブル席にドスンと勢いよく座る。 それから気色悪いくらいに、はつらつとした大きな声で真夜なる人物を呼び出そうと声をかけた。 深く腰かけた革張りの椅子がギシギシと揺れていた。
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