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今更ながら、落下している自分の姿を見ただけで、最後の結末を見ていないことに気づいた。自分の死なんだから見ることは出来ないと決めつけていた。でも、違ったとしたら。 「華子……」 寛治がうわ言で私を呼んだ。 「……大丈夫か?」 その言葉を頻りに繰り返す。
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