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聞かれ、私は首を横に振った。他に誰もいませんでした。寛治の能力については確信があったわけではないし、寛治を巻き込みたくもなかった。
寛治も私も怪我が癒え、やがて大学生になった。
寛治の未来を見た日から、決めたことがあった。
その第一歩として、私は寛治に告白する。
「おまたせ。寛治の彼女になってあげるよ」
智子を助けられなかった分、男の子を救いたい。
その条件なのだ。寛治と恋人になるのは。悪いが、もう少し、寛治には私のワガママに付き合って貰うつもりだ。
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