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あの碓氷バトルの夜から、数ヶ月たっていた。
トップファクトリー埼玉には、いつものように佑一が店に来ていた。
「浩太くんがイタリア?」
「あぁ、浩太はイタリアに行ったよ」
「確かに、ここに居たら車バカになるからな 笑
しかし、イタリアとは、、、」
「浩太の奴、本気でメカニックを勉強する為に大学を辞めてイタリアを選んだんだ!
実はな、浩太の奴、バトルする前から腹は決まっていたんだと思うんだ、結果、沢木の息子に負けはしたが、あのバトル事態が浩太にとっては意味の無いバトルだったのかも知れない、と言うよりは一つのケジメだったのかも知れない」
「まさか、俺たちの顔を潰さない為に走ったのか?」
「まぁ、そんなとこかな?」
「まぁ、浩太くんのバトルは、それで良いとしても、まさか一輝が負けるとはな?
まさか、お前もか?、、、」
「そんな事ないさ!沢木は速かったし、あのTE71ターボにも完敗さ!でも悔いはないぜ!
あんな、ギリギリのバトル、、、二度とは無いからな!」
あの碓氷峠でのバトルは、沢木親子が勝ったのだった。
そのころ群馬の沢木琢磨は、友人の正樹のショップに来ていた。
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