悠久の彼方に見る夢は

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  ◇ 「おやすみ――」  その言葉を聞いたのは、もうどれくらい前の事だろうか。  自分との僅かな時間をずっと傍らで過ごしてくれた。そんな少年が、最後に優しい笑顔で投げかけてくれた言葉だ。  その言葉が嬉しくて  その言葉が悲しくて  涙が、溢れた――
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