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「やぁやぁ皆さん、こんにちは」
新藤がそう言って、堂々と現場に入ってくる。
みんなの冷たい視線が一斉に俺に集まってきた。
確かに現場には場違いの人間だが、じゃあ誰かここから誰か追い出すのかといえば、それはない。
新藤が今まで難事件を解決した功績があること、そして新藤の見た目が妖艶であること。
男であるにも関わらず、白い肌に華奢な体、眠そうな目にはやや色気があり、警察の中には男だろうが付き合いたい、という輩もいるくらいだ。
俺にとっては幼馴染が同僚たちにそんな目で見られているのは、なんとも複雑な気持ちになるのだが・・・・・・。
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