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「あぁ、久しぶりだね、新藤君」
そう声をかけてきたのは、新藤を狙っている一人、大山 国広だ。
俺の同僚であり、いけ好かない奴の一人だ。
「やや、確か君は・・・・・・、小山くんだったね」
「大山 国広だよ、新藤君」
「あぁ、そうだったね、大山君。確か、以前、未成年連続殺人の現場で、郡次くんに盛大に吐瀉物をかけていたね。思い出したよ」
ニコニコして言う新藤に対し、笑顔が引きつる大山。
まぁ、大山にそんな事が言えるのも、新藤だけだろう。
俺もなかなか言えないだけに、見えないところでこっそりガッツポーズをしていた。
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