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「も、もちろん。さぁ、行きましょう」 大山がコホン、と咳ばらいを一つして姿勢を正す。 「俺はもう少し現場を見てくよ」 そう俺が言うと、新藤がつまらなさそうな表情を見せる。 しかし、まだ現場を見ていないのだから仕方ない。 「大山、新藤のこと頼んだぞ」 「きみに言われるまでもない。さ、行きましょう、新藤君」 ふてくされたままの新藤を大山がやや強引に連れて行った姿を見送り、先に現場に入っていた部下や鑑識に状況を確認した。 目新しい情報はまだ得られず、現場は死体だけ。 死体を引きずった跡も、抵抗した跡も見られない。 生気を失った顔を見るのは何度見ても慣れない。 まだ若いのに・・・・・・。
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