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へその下と右足の付け根の上には手術痕。
これは何年か前に卵巣子宮内膜症嚢胞を取り出した手術痕である。
自分の体にメスが入るというのが初めての事だったので、とても怖かった。
術後、腹の痛さでなかなか歩けなかった事を思い出す。
歩く、一人で身を起こす、などという事がこんなにも難しい事なのかと思った。
当たり前の事が当たり前にできない歯がゆさ。
普通という事がどれだけ恵まれているか、を思い知らされた。
今も半年に一回検診があるが、再発もなく無事である。
本当にありがたい。
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