第1章

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「ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア」 やってやったぜ。 俺が心血注いで書き上げた作品に、俺より若い若造の癖に上から目線で辛辣なレビューを寄越しやがって、くたばっちまえ。 俺はあの糞野郎の背中に突き立てた包丁を側溝に捨て、指紋が付かないように両手に着用していた軍手を外してポケットにねじ込み、ジャンバーの襟を立てて雑踏の中に足を踏み出した。
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