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僕は君との
約束の場所へと
向かう
僕が初めて君に
告白した公園へ
また先を越された
先にきていたのは
君だったね
僕は頭の整理も
出来なくて
あの時なんて伝えた
のかさえ思い出せない
ただ君が笑顔で
僕を待っていてくれた
僕は君の前に
行って少し大きく
深呼吸をする
『あの~』二人の
声が重なる
思わず二人とも
吹き出したっけ
ここは男らしく
「3ヶ月記念おめでとう。これからも僕と一緒にいてくれますか?」
僕は一生分の
勇気を使ったような
気がした
君は一言
「はい!!」
と返事をする
僕は小さな箱を
君へ差し出した
君はゆっくりと
箱を開く
(クスン)って聞こえた
(えっ?泣いてる?)
君の方をみると
君は微笑みながら
頬に涙を流している
「ありがとう。」
そういうと右手を
差し出した
僕は君の右手の
薬指に指輪をはめた
君は僕に抱きつくと
いつまでも
泣いていた
初めてのプレゼント
初めての君の涙
少しびっくりした
けれど君は
喜んでくれた
僕は嬉しくなって
抱き締めた
そして君の唇に
僕の唇を重ねる
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