第1章

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「優理って誰」 「ピンクのリュックの優理ちゃんだよ」 「キモッ」 「確か茂波実ちゃんのリュックの色は紫だったよね」 「なぜ、知ってる」 「18年前に会ったよね」 「ストーカーかよ。シネ」 「茂波実ちゃんと結婚する気がしたんだよ」 「最低」 「何でも良いよ。茂波実ちゃん好きだもん」 「あたしは大嫌いだから。大嫌いって言ってスッキリした。じゃあ」 茂波実ちゃんは相変わらず冷たい。茂波実ちゃんはモテそうに無いけどモテるし、そのうち誰かに取られちゃうかも。 そんな事を考えていたらいつの間にか眠ってしまっていたようで、朝起きたら身軽になっていた。
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