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「優理って誰」
「ピンクのリュックの優理ちゃんだよ」
「キモッ」
「確か茂波実ちゃんのリュックの色は紫だったよね」
「なぜ、知ってる」
「18年前に会ったよね」
「ストーカーかよ。シネ」
「茂波実ちゃんと結婚する気がしたんだよ」
「最低」
「何でも良いよ。茂波実ちゃん好きだもん」
「あたしは大嫌いだから。大嫌いって言ってスッキリした。じゃあ」
茂波実ちゃんは相変わらず冷たい。茂波実ちゃんはモテそうに無いけどモテるし、そのうち誰かに取られちゃうかも。
そんな事を考えていたらいつの間にか眠ってしまっていたようで、朝起きたら身軽になっていた。
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