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「いつまで?」
理美は掌をぎゅっと握った。
「お前が飽きるまで。」
「一生飽きなかったら?」
「俺の葬式を出してくれ。」
わたしがあなたの死に水を取れば必要な
人に連絡が行くと思ってる? でも、
きっとそうだよね。わたしは誰に連絡
すべきか知っていて、あなたはそのことを
知っている。
「他に渡すべき人を見つけたら、」
「隠さずに言う。」
「此処を出て行く時も教えて。」
「…。」
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