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吾輩の名は猫である。
種族は犬だ。
何故吾輩の名が猫かと言うと、理由は至極単純御主人が極度の猫好きだからだ。
どの程度を極度と呼ぶのかは定かでは無いが、吾輩の知る限りでは御主人ほど狂った猫好きは居ない。
ではどの位狂っているかと言う事を説明しようと思う。
まず、吾輩の散歩と称し始まるのはノラ猫もとい地域猫を吾輩に探させる事。吾輩は犬であるのに猫と名を付けられ、ただ怠けているだけで歓声を貰える、我等犬の宿敵とも言える者達を探さないといけない複雑なこの気持ちをどうすればいいのか何時も悩んでいる。
次に、ポケットに忍ばせているオヤツに付いてだ。吾輩のオヤツもある事は有るのだが、オヤツの大多数は地域猫の物で埋め尽くされている。その比率は2:8。吾輩立つ瀬無し。
後は……色々あるのだが、あまり吾輩の御主人を悪く言うのも養ってもらっている身として良くないのでここらで締めくくろう。
最後に一言、
御主人、たまには吾輩も可愛がってくれ。
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