透明な壁の向こう側

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大学に出没する彼女を目で追う用になったのは、いつ頃からだっただろうか。 愛らしくつぶらな瞳 しなやかな脚 マイペースながらも甘えるタイミングを外さない笑顔 彼女が猫であることなど些細な事 人間の女は俺に貢ぐことしか価値が無い 時折、彼女の視線を感じる 彼女も俺に好意を抱いているのは間違いない ああ、種族の壁など、本当に些細な問題だ・・・ いっそ、彼女を食べてしまいたい程に恋い焦がれている
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