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朝起きると、案の定ひどいくらいに目が腫れていて、正直学校へ行きたくないって思った。
でも家にいても余計なことを考えるだけ。
腫れた瞼を、冷やして、蒸しタオルを当てて……を繰り返したあと、メイクで隠してから学校へ行った。
有希はあたしの顔を見るなり、図星をついてきた。
「泣いたでしょ?」
「わかる?」
「わかるよ。で、どうしたの?」
「凄くくだらないことをしちゃった」
本当に、くだらないこと。
そう思いながら昨夜のことを説明する。
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