まさかのダーリン?

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目を開けると、そこには、私の部屋ではない天井があった。 エッ?夢? ガバッと起きた瞬間にあきらかに自分の体じゃないと気づく。 ない………胸のふくらみが。 そのかわりなにやらいわかんが。 エエ、私まさか、男になってる。 「タツヤ、まだ寝てたのかよ。」 キャッ目の前に私が大好きなバンドのボーカル、キミヤ様が……じゃなくて……まさかこの体の主て。 タツヤ……つまりダーリン? なんで?入れかわってるの? ていうか今は確かレコーディングおまけにlive、キャーどうするのよ私はギター引けないわよ。 とにかくレコなら奥の手つかえばリンさんなら返してくれるはず。 「タツヤ、いつまで待たせるんだ。」 仕方ない私だとわかってもらわなきゃ困る。 「リンリン、あのね。タツヤの体だけど私は菜穂ななの。」 ヒイー、キミヤ様どんびきリンさん目をパチクリ。 「なにいってるんだ。いくぞ。」 奥の手つうじず、連れていかれた。 ヒイーどうしよ。 「違うてお前どうした?」 「ギターの引きかたもわからないんだって。」 さすがに長年の付き合いだけあってこれはおかしいときずいたらしい。 「ゲンのとこの子牛の名前は?」 いきなりへんな質問、あっそっか私、携帯をモッケに踏まれて……タツヤにまだ子牛のこと送ってないや。 「ベベ助。茶色になぜか黒模様まじりの三毛牛」 センスのない名前にリンさん吹き出す。 「ワハハ間違えねえや。しかたなねえな今日は解散て俺とキミヤだけでよかったぜ。まてよ……おいすぐにサチのとこ行くぞ。」 なんで顔こおる? 強制てきに車に押し込まれた?
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