まさかのダーリン?

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もとにもどる方法は? とにかく連れられてバイト先にてなんでリンさん知ってるの? 「あら、めずらしいリンにキミヤまでどうしたの?」 三つ編みに麦わら帽子の女性はサチさん私のバイト先の牧場の姉さんだ。 「いやあタツヤが菜穂のとこに行くってきかなくてさ。」 リンさんのいいわけにふーんとうなずく。 「菜穂なら寝不足でバテちゃったみたいだから私の小屋でやすませてる。私はこれから学園に届け物だから出かけるね。」 アチャー迷惑かけちゃったなあ、タツヤに牧場の仕事が出来ると思えないし。 「つながらねえなお前の携帯。」 リンさんが私の携帯にかけたらしい。 「モッケに踏まれて携帯こわれた。」 あっ私がかけてくる。 て変なきぶん。 「リンさんまでああえっと……」 「状況はわかってる。お前ら早くもとに戻れていってもなあ。おい、キスしてみろ。」 ヘッとおもう間もなく私にキスされる。 「タツヤのバカ。レディの体なんだからきいつかってよ。」 思わずひっぱたいてしまった。 「牛小屋の馬草のなかでノーブラでねてるやつのどこがレディなんだよ。俺だってきもちわるい自分にキスしたおえ。」 ちょっとキミヤ様の前でなんてこと言うの。 「ウーンだめかおいもっと濃厚にしてみろ。」 キッキミヤ様まで笑って見守ってるし。ひどい。 「このバカやめてよ。もう。」 自分の体に蹴りを入れてしまった。 「まあ明日になればもとにもどってるよ。久々にここきたなあ。」 キミヤ様まで、なんで知ってるの? 「ああタツヤと菜穂には話したことなかったよね。実はここ元はリゾート施設だったんだけど僕の父親はここで昔、シェフやってたんだよ。リンと僕は昔からよく遊んでてね。」 イメージにあわなすぎ。 「ちなみにここの経営者は俺の親父。」 まぢですか、今日はビックリだらけの日だわ。 「キスだめならもっと深い……」 「出きるかばか野郎。それはお前らのいないとこでやる。」 そういう問題じゃない。
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