きみがきらいきみがすき

3

おれとオミの相性は、たぶんいい。男は他に知らないし、オミに至っては女も知らないからわからないだろうけど、かなりいい、たぶん。

セックスの相性なんて都市伝説で、誰とやろうが相手の子がそれなりにエロければ楽しいし、強いて言えばノリが合うかとかが相性って言うのかな、くらいに思っていた。

でもオミと寝て、考えが変わった。変えられた。

肌が合う、匂いに吸い寄せられる、挿れた途端にいきそうになったのなんて初めてだった。童貞卒業のときでさえ、そんなことなかった。
オミの反応がエロいというのももちろんある、けれどそれ以上に、これが相性か！ と感じた。いくらでも欲しい、いくらでも責めて、突いてやりたい、鳴かせたい。