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ふと、美味しく頬張る俺を勇希が見つめていることに気がつく。
「ん?どうした?」
「あ、いや…美味しそうに食べるなぁーって思ってさ」
「そりゃあ美味しいからに決まってんだろ?勇希に料理教えてもらいたいくらい」
「あ…そ、そっかぁ…」
俺の言葉に顔を赤らめる勇希。
「いっつも褒めてくれるよなぁ…なんか」
「俺は思ったことを言ってるだけさ。いつもありがとな、勇希」
「ど、どういたしまして…」
勇希は照れてるのか更に顔を赤くし、顔を俯いた。
「ぷっ…また照れてる」
「う、うるせぇ…はやく食べろよっ」
勇希が顔を赤くさせるの最近多い気がする。
最初は熱じゃないかと思ったが、どうやら違う様子。
もしかしたら俺の言葉に照れているのだろうか…?
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