嗚呼…眩しすぎます

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「あ、見てみて!噂のイケメンがいる!」 「ホントだ!相変わらずカッコいい!」 大学の講義室。 遠くから女の子たちの歓声が聞こえる。 その歓声が向けられた先はもちろん、俺の隣に座る男。 普通の顔立ちの俺とは違って誰がどう見てもイケメン。 おまけに背が高いし、何も言うことナシ!! 「ホントイケメンよね~!おまけにクールだしっ」 「笑ったとこ想像出来ないわ…」 「笑ったとこみたらイチコロじゃない?」 女の子たちが笑いながらそう言った。 …イチコロかぁ。 確かにそうかもしれない。 特に自覚してからは。 そう思いながら、ノートに目を通していた隣の男を見つめていた。
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