失恋☆レボリューション

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彼の持つ健康サンダルがお姫様のガラスの靴に見えたわ。 私が手を差し出すと、メリケンサックに気付いて目を細めたキムラ君は、もう一度「カッコいいよ」と微笑んでくれた。 「……こんな私でいいの?」 「何が?」 「だって、こんな不良みたいな格好だし、か、髪だって……こ、こんな短いし……」 「とっても綺麗だよ。全盛期の森昌子みたいだ」 「キムラ君……」 こういう時の事、なんて言うか知ってる。 これは 「終わりよければ全て良し」 って言うのよね? 色々傷付いて、泣いたり怒ったりしたけど。 これが私の失恋☆レボリューション!! 終……
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