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彼の持つ健康サンダルがお姫様のガラスの靴に見えたわ。
私が手を差し出すと、メリケンサックに気付いて目を細めたキムラ君は、もう一度「カッコいいよ」と微笑んでくれた。
「……こんな私でいいの?」
「何が?」
「だって、こんな不良みたいな格好だし、か、髪だって……こ、こんな短いし……」
「とっても綺麗だよ。全盛期の森昌子みたいだ」
「キムラ君……」
こういう時の事、なんて言うか知ってる。
これは
「終わりよければ全て良し」
って言うのよね?
色々傷付いて、泣いたり怒ったりしたけど。
これが私の失恋☆レボリューション!!
終……
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