貫いた嘘と真実③

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メンバーと一旦解散してマンションに帰ると、一旦身体を休めることにした。 そのままソファにダイブすると、意識を手放した。 再び目を覚ました時、慌ててソファから飛び起きた。 時計を見てほっと息を吐く。 よかった。 まだ一時間しか経っていない。 いてもたってもいられず携帯を開いた。 …電話やメールも応答がない。 何かあったのだろうか。 葉瑠のことが心配になった俺は、研究メンバーと合流する用事を無視して、彼女に会いに行くことを決めた。 一目見るだけ。 彼女の顔を見れたら、それでいい。 そしたら、研究に戻ろう。 重たい身体を無理やり起こして、先にシャワーを浴びた。 急いで着替えて部屋へ戻ると、驚きのあまり硬直した。 「なんで美桜がここに…」 「なんでって、怜を迎えに来たの。 不用心ね。鍵、開けっ放しだったわよ」
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