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メンバーと一旦解散してマンションに帰ると、一旦身体を休めることにした。
そのままソファにダイブすると、意識を手放した。
再び目を覚ました時、慌ててソファから飛び起きた。
時計を見てほっと息を吐く。
よかった。
まだ一時間しか経っていない。
いてもたってもいられず携帯を開いた。
…電話やメールも応答がない。
何かあったのだろうか。
葉瑠のことが心配になった俺は、研究メンバーと合流する用事を無視して、彼女に会いに行くことを決めた。
一目見るだけ。
彼女の顔を見れたら、それでいい。
そしたら、研究に戻ろう。
重たい身体を無理やり起こして、先にシャワーを浴びた。
急いで着替えて部屋へ戻ると、驚きのあまり硬直した。
「なんで美桜がここに…」
「なんでって、怜を迎えに来たの。
不用心ね。鍵、開けっ放しだったわよ」
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