第一章 誘わないで
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「な、なんですか?」 ドキッ! とした。 男子に触れられるという事に免疫が殆ど無かったから。 昨日の藤木先生といい、この胡桃沢さんといい、本人は無意識なんだろうけど、いちいち私をドキドキさせる。 私の赤くなった顔を見て、「ごめん」と手を放した胡桃沢さんは、私の顔や全身を愛でるように見つめて、そして優しく聞いてきた。 「ね、もう、入る部活決めた?」
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